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2008.12.02 Tue
だが時遅く、すでに収拾の見込みがなくなっていた。
「なら、全員俺の家に泊まってもらうことにする。これなら文句はないだろう」
鏡夜の表情が阿修羅のように豹変すると、強権を発動してピシャッと言い切った。
すると、あれだけ騒がしかった車の中が静かになる。
「あの、鏡夜先輩?」
「むん、何だハルヒ?」
「ひぃぃっ……。つかぬ事をお聞きしますが、こんなに大勢で押しかけても大丈夫なんでしょうか?」
「まったく、つかぬ事だな。心配しなくとも、バス・トイレつきの部屋はちゃんと用意しているから安心しろ」
「はぁ……」
ハルヒにしてみれば、そのようなことではなかったのだが、ともあれ、鏡夜の脅威に押されるままにことが進み始めていった。
あわや取っ組み合いが始まりかけた、環と双子たちも、強引に決められたことに納得したよう。
やがて車は、鏡夜の別荘の前に到着する。
車の中では、サンダルを脱いで素足でリラックスモードであった彼らは、慌ててサンダルを履いた。
もちろん、ハルヒも素足でサンダルを履いていたため、慌てふためきながら足元を見る。
「君の素足って、キレイだよね」
「君って?モリ先輩、どうしちゃったんですか??」
「なんでもないよ」
どーも、崇の様子がおかしい。
いつもの寡黙な彼ではなかったのだ。
すると、光邦がハルヒに声をかける。
「あぁ、崇は眠たいんだよ」
「眠たいって!?」
「そうそう。知らなかったと思うが、モリ先輩は眠たくなると、とてもクサイ台詞を口にすることがあって……ま、気にするな」
「そうなんですか、モリ先輩?」
「…………(うん)」
――コクリ。
彼は眠たそうな表情で、彼女の顔を見ると頷いた。
「さ、早く部屋に行こうね、崇っ!」
「ああ」
車から下りた光邦と崇は、ひとまずリビングルームのソファに向かうことになった。
終り
| 『アルバイトでGO』シリーズ
| 10:24
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